胃酸の働きと産後ケア 〜ビタミンB12との関係〜

こんにちは、AKIです。

私が育児休業中に学び、UKIの産後のサポートのために調べた情報をシェアします。

産後の体はホルモンバランスの変化やストレス、食生活の影響を受けやすく、胃酸の分泌にも影響を及ぼします。

胃酸は食べたものを消化するだけでなく、ビタミンB12やミネラルの吸収にも重要な役割を果たします。

そこで今回は、産後の女性の消化機能や栄養吸収への影響、ビタミンB12やミネラルとの関係についてお話しします。


① 胃酸の重要な働きとは?

✅ 胃酸の役割

• 消化のサポート:食べたものを分解し、体が吸収しやすい形にする

• 殺菌作用:体内に入った細菌やウイルスの侵入を防ぎ、食中毒の予防にも役立つ

• 栄養の吸収促進:特にビタミンB12、鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルの吸収を助ける

胃酸が不足すると、これらの栄養素を効率的に取り込めず、不足したまま体外に排出されてしまう可能性があります。

✅ 産後の女性が胃酸不足になりやすい理由

• ホルモンバランスの変化による消化機能の低下

• ストレスや睡眠不足の影響

• 授乳による栄養の消耗


② 胃酸とビタミンB12・ミネラルの関係

✅ 胃酸が少ないとビタミンB12やミネラルの吸収が妨げられる

• ビタミンB12は食事のタンパク質と結びついているため、胃酸がしっかり分泌されることで分離され、体内に吸収されやすくなる

• 胃酸が不足すると、B12が適切に取り込めず、貧血や疲労感、神経系の不調(手足のしびれ、集中力低下)などのリスクが高まる可能性がある


✅ ミネラルの吸収にも影響

• 鉄・亜鉛・マグネシウム・カルシウムなどは、胃酸が適切に分泌されていることで吸収率が上がる

• 胃酸不足では、食事から摂取したミネラルが体に吸収されにくくなり、不足しやすい状態に

✅ ピロリ菌と胃酸の関係

• ピロリ菌に感染すると、胃酸の分泌が低下し、消化不良や栄養吸収の阻害が起こることがある

• 逆に、ピロリ菌が過剰に胃粘膜を刺激することで、胃酸が過剰分泌されるケースもある


③ 胃酸を整え、栄養をしっかり吸収する方法


✅ 食事の工夫で胃酸の分泌を促す

• 食事の最初に酸味のあるものを摂る(梅干し、パセリ、生姜、漬物、大根おろし、お酢、レモン水)

• よく噛んで食べることで胃に負担をかけない

• 食べ過ぎを避け、少量ずつこまめに摂る

• ボーンブロススープ(骨からとった出汁)を取り入れる(胃の粘膜をサポートし、消化を助ける)

✅ ビタミンB12やミネラルを豊富に含む食品を意識する

→ ビタミンB12の食品については、こちらの記事(ビタミンB12のブログをご覧ください。

• 鉄・亜鉛を含む食品(牡蠣、赤身肉、大豆製品、ナッツ類)

✅ 胃酸の分泌をサポートするサプリメントの活用

• ナイアシン(ビタミンB3):胃酸の分泌を助け、消化をサポート

• ビタミンB1:胃腸の働きを整える

• 亜鉛:胃の粘膜を修復し、消化酵素の働きを助ける


✅ 胃酸の分泌を妨げる要因を避ける

• ストレスを溜め込まない(ストレスは胃酸の分泌を低下させる)

• 水をがぶ飲みしすぎない(胃酸が薄まるため、食事中の過剰な水分摂取を避ける)

• 長期間の胃薬(制酸剤)の使用は、医師と相談しながら調整



④ 胃酸不足のチェック方法(重曹テスト)

✅ 「胃酸不足かも?」と思ったら簡単にチェックできる方法をご紹介します。

🔹 重曹テストの方法

1. 朝起きてすぐ、コップ1杯の水(200ml)に 小さじ1/2の重曹 を溶かす

2. 一気に飲み、5分以内にゲップが出るかを確認

⚠️ 判定の目安

✅ 1〜2分以内にゲップが出る → 胃酸は適切に分泌されている可能性が高い

✅ 3〜5分後にゲップが出る → 胃酸の分泌がやや低い可能性あり

✅ 5分以上経ってもゲップが出ない → 胃酸不足の可能性が高い


⑤ 我が家の取り組み

UKIに重曹テストを試したところ問題なかったのですが、私の方が胃酸は少なめの可能性がある結果でした。

そこで、現在ボーンブロススープを活用しながら、胃酸の改善に取り組んでいます。

我が家では、スペアリブや鶏の手羽元などを用いた**ボーンブロスを作っており、赤ちゃんの離乳食にも応用でき、手軽に作れるのでとても便利です。

また、サラダをよく食べる習慣もあり、ドレッシングは自家製で作っており、バルサミコ酢、アップルサイダービネガー、黒酢などを混ぜ、胃に優しく、さっぱりとした味わいに仕上げています。

さらに、胃酸不足の原因の一つはストレスとも言われています。ストレスが続くと、自律神経のバランスが乱れ、消化機能が低下しやすくなります。

そのため、ストレス解消の手段として、ピラティスを取り入れるのもおすすめです。 ピラティスは呼吸を深めながら体を整えることで、心身のリラックスにつながります。実際に、ピラティスを続けることで、ストレスが軽減し、胃腸の調子が整う方も多いようです。

**【簡単ボーンブロスの作り方】

1. 玉ねぎ、にんじん、大根を細かく切り、大きめの鍋の底に入れる

2.スペアリブや鶏の手羽元を塩で味付けし、野菜の上に敷き詰める。

3.水を肉が十分に浸かる量入れ、お酢を小さじ1入れて、アクを取りながら弱火〜中火で1時間煮込む

4. 塩は控えめに入れ、必要に応じて仕上げに調整する


┏━━━━━医療免責事項 ━━━━┓

  ⚠️ 本記事の情報は一般的な知識の提供を目的としており、医学的アドバイスに代わるものではありません。

  

  ⚠️ サプリメントの摂取や栄養摂取について不安や疑問がある場合は、必ず医師や栄養士にご相談ください。

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