目的別ピラティスのおすすめ頻度

はじめに

「ピラティスはどのくらいの頻度で通えばいいですか?」

これは、体験レッスンに来られた方や初心者の方からよく聞かれる質問です。

ピラティスの創始者 ジョセフ・ピラティス は、「10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回でまったく別の体に生まれ変わる」という言葉を残しています。

この言葉は、継続することで身体の変化が実感できるということを表しています。

では、どのくらいの頻度で通うのが良いのか?

その答えは、「目的によって異なる」 ということです。

この記事では、「月1回」「隔週(2週に1回)」「週1回」「週2回以上」 のそれぞれの頻度での通い方とその効果について紹介します。

また、Studio U.では、日常の中でピラティスを取り入れる方法もご提案します。ぜひ、ご自身の目標に合った頻度を見つける参考にしてください。



1. 月1回:忙しい方や、自分のペースで続けたい方


✅ 目的:身体のチェック・モチベーション維持

✅ 通い方:月1回のレッスン+セルフケア

月1回でも、インストラクターの指導を受けながら自分の身体の状態をチェックすることで、効果的なエクササイズを継続できます。

特に忙しい方にとっては、定期的なメンテナンスの時間として活用できるのがメリットです。

また、日常的に姿勢や動きを意識することで、無理なく健康習慣を続けられます。


2. 隔週(2週に1回):無理なく長く続けたい方

✅ 目的:身体のメンテナンス・リフレッシュ・運動習慣の定着

✅ 通い方:隔週のレッスン+日常生活での意識づけ

仕事や家庭の都合で頻繁に通えない方でも、隔週で続けることで身体の調子を整えられます。

レッスン後のスッキリ感を楽しみながら、日々の姿勢や呼吸を意識することで、無理なくピラティスの効果を実感できるでしょう。


また、毎週のレッスンは難しいけれど、ピラティスを習慣にしたい方にもおすすめです。Studio U.では、隔週のペースでも自宅で取り入れやすいほぐし方やストレッチのアドバイスをお伝えしています。


3. 週1回:姿勢や体の使い方を改善したい方

✅ 目的:姿勢改善・筋力アップ・柔軟性向上

✅ 通い方:週1回のレッスン+自宅で簡単なエクササイズ

レッスンの間隔を空けすぎずにピラティスを続けることで、身体の使い方が徐々に身についていきます。レッスンで学んだことを日常生活でも意識できるようになり、無理なく体の変化を実感できるでしょう。


特に、体幹を強化しながら柔軟性を向上させたい方には、週1回の頻度が理想的です。

また、自宅で簡単なストレッチやピラティスの動きを取り入れることで、さらに効果を高められます。

4. 週2回以上:特定の悩みに対して改善したい方

✅ 目的:短期間での姿勢改善・特定の悩みの改善

✅ 通い方:週2回以上のレッスン+日々のエクササイズ


ピラティスを集中的に取り入れ、より早く効果を実感したい方には、週2回以上のペースで通うのがおすすめです。

定期的にレッスンを受けることで、体幹の強化、筋力バランスの調整がよりスムーズに行えます。

また、正しいフォームでエクササイズを行うことで、無駄な力みを減らし、痛みの原因となる姿勢のクセを改善することができます。



まとめ

ピラティスの効果を最大限に引き出すためには、継続することが大切です。

どのくらいの頻度で通うのが最適かは、それぞれのライフスタイルや目的によって異なります。

また、Studio U.では、レッスンを通して日常生活における悪い癖を見つけ、それぞれが自分の力で良い癖へと変えていけるよう、体の使い方を意識づけるサポートを行っています。レッスンで学んだことを日常に活かしながら、無理なくピラティスを継続していきましょう。

そして、最後に私の好きな言葉を紹介します。

「意識が変わると行動が変わり、行動が変わると習慣が変わり、習慣が変わると人生(人格)が変わる。」

これは、心理学者 ウィリアム・ジェームズ の考え方にも通じるものです(元プロ野球選手の松井秀喜氏の座右の銘としても知られています)。彼は「私たちの人生は、繰り返される習慣によって形作られる」と述べ、日々の小さな行動の積み重ねが、自分自身をつくると考えました。

ピラティスも同じで、最初は意識しながら動きを習得しますが、それがやがて無意識のうちに身につき、自然な習慣へと変わっていきます。


ピラティスが「特別な時間」ではなく、「当たり前の習慣」になることで、より健康で快適な毎日を過ごせるはずです。

前へ
前へ

胃酸の働きと産後ケア 〜ビタミンB12との関係〜

次へ
次へ

ピラティスの効果を最大限にするには?