デトックス①~体にとって有害な物質~

〜 日常生活に潜む有害物質とその影響 〜


私は春にデトックスを行うようにしています。

春は花粉症などのアレルギー反応が出やすい季節であり、また生活習慣の変化による自律神経の乱れも起こりやすい時期です。

さらに、五月病と呼ばれる症状の一因には、お正月や冬の間の不摂生の影響も関わっています。

だからこそ、夏に向けて体調を整え、夏バテを予防するためにも、春のデトックスはとても大切なのです。

今回は、体内に蓄積しやすい有害物質について解説していきます。


① アルミニウム

主な摂取源

• 調理器具(アルミ鍋・アルミホイル)

• ベーキングパウダー(お菓子・パン製品)

• 加工食品(粉末飲料・チーズ・インスタント食品など)

• 制汗剤(アルミニウム塩を含むもの)

体への影響

• 乳がんのリスクとの関連が指摘されている(特にアルミニウムを含む制汗剤の使用が関与する可能性がある)

• 現時点では確定的な結論には至っていませんが、一部の研究で関連性が示唆されています。

• ミトコンドリアの損傷 → 慢性疲労の原因となる

• カルシウム代謝への影響 → 骨の健康に悪影響を及ぼす可能性

• 記憶力低下・アルツハイマー病のリスク

デトックスのポイント

✅ アルミ製の調理器具を避ける(ステンレスや鉄製の鍋・フライパンを使用)

✅ ベーキングパウダーはアルミニウムフリーのものを選ぶ

✅ 制汗剤はアルミニウムを含まないものを使用

✅ 酸性食品(レモン・トマト)をアルミ容器で調理しない




② 水銀


主な摂取源

• 大型魚(マグロ、カジキ、メカジキ など)

• 歯科治療のアマルガム(古い銀歯に含まれる)

• 水銀を含む一部の産業排水や環境汚染

体への影響

• 神経毒性が強く、認知症のリスクを高める可能性

• 白血球の機能低下 → カンジダ菌などの感染症リスク上昇

• 亜鉛との拮抗作用 → 免疫機能の低下

• 水銀が亜鉛の代わりに細胞内で結合してしまうため、免疫力が低下しやすくなる


デトックスのポイント

✅ 大型魚(マグロなど)の摂取を控えめにし、サバ・サンマなどを選ぶ

✅ 水銀の排出を助ける食品(タマネギ、にんにく、ブロッコリーなど)を摂る

✅ ミネラルバランスを整える(マグネシウム・セレンを適量摂取)




③ 鉛


主な摂取源

• 古い水道管・塗料(築年数の古い家屋に注意)

• 一部の輸入食品・陶器・アクセサリー

• 車のバッテリー・工業廃棄物

• 汚染された土壌で育った野菜


体への影響

• カルシウム代謝への悪影響 → 骨や歯の発育に影響

• ビタミンDの活性化を阻害 → 免疫力低下・骨密度低下

• インスリンの働きを妨げ、血糖値コントロールに影響

• 酸化ストレスの上昇 → ADHDのリスクが高まる可能性

デトックスのポイント

✅ 浄水器を使用し、水道水からの鉛摂取を防ぐ

✅ 食品の産地に注意し、安全な食材を選ぶ

✅ 抗酸化食品(ビタミンC・E、ポリフェノール)を積極的に摂る

✅ 腸内環境を整える(プロバイオティクスの摂取)



まとめ

有害物質は完全に避けることは難しいですが、できるだけ摂取を減らし、デトックスを意識することが大切です。

また、過度に心配しすぎず、日常生活でできる範囲の対策を取り入れていくことが重要です。


➡ 次回に続きます。


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⚠️ 本記事の情報は一般的な知識の提供を目的としており、医学的アドバイスに代わるものではありません。

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