脳力UPのためのピラティス

こんにちは、AKIです。

今回はピラティスのメリットについて、いつもとは少し違う視点から紹介してみたいと思います。

ジョン・J・レイティー氏著書の『脳を鍛えるには運動しかない』を参考に、脳の活性化とピラティスの相性についてご紹介します。

この本では、運動によって記憶力・集中力・メンタルの安定、さらには老化予防にまで好影響があることが紹介されています。

ピラティスは単なる筋トレやストレッチではなく、意識して身体を動かすことにフォーカスしたメソッド。まさに、脳を使いながら動くエクササイズであり、「脳を鍛える」ためにぴったりの運動です。



① 運動が脳に与える影響とは?

運動をすると、脳内では神経伝達物質や栄養因子が分泌され、以下のようなポジティブな変化が起こります。

• セロトニン・ドーパミン・ノルアドレナリン:感情の安定・集中力の向上

• BDNF(脳由来神経栄養因子):神経細胞のつながりを強化し、記憶力や学習力をサポート

• 血流の促進:酸素と栄養が脳に届きやすくなり、脳のパフォーマンス向上

➡ 運動は“脳を育てる”ための基本的なスイッチなのです。



② “意識して動かす”ことが脳神経を育てる

ピラティスでは、呼吸・姿勢・筋肉の使い方に集中しながら身体を動かします。

この「脳で考えながら動く」プロセスが、脳神経ネットワークを強化し、以下の効果をもたらします。

• 感覚と運動のつながりが強化され、ボディマップ(身体感覚)が向上

• 前頭葉(意思決定・集中)や小脳(運動制御)が活性化

• 神経伝達が円滑になり、脳の柔軟性と安定性が高まる


➡ ピラティスは、筋肉だけでなく“脳の神経回路”も鍛えるトレーニング。


③ 座りすぎによる“脳”への影響とは?

現代人の多くは1日8時間以上座っていると言われています。

この「座りすぎ」は、身体だけでなく、脳のパフォーマンスにも悪影響を与えます。

• 太ももの圧迫による血流低下 → 下半身から脳への循環が悪くなる

• 骨盤の後傾・腸腰筋の硬化 → 姿勢が崩れ、脳への刺激が減る

• 足趾(足の指)が使われなくなる → バランス感覚・感覚入力が弱まる

研究によれば、長時間の座位は早死リスクやうつ傾向の増加とも関連があるとされています。

➡ ピラティスで骨盤・股関節・足趾の機能を取り戻すことは、脳を若々しく保つ第一歩になります。



④ 運動は「メンタル」と「生活習慣」をも整える


運動の習慣化は、メンタルや生活全般にも波及します。

• 神経伝達物質の分泌増加 → 気分の安定、意欲の向上

• 自律神経の調整 → 睡眠の質が向上、ストレス耐性もアップ

• 健康意識の変化 → 食事・姿勢・習慣にも自然と意識が向く

これまでご紹介してきた栄養・腸活・アンチエイジングの記事ともリンクし、ピラティスを中心に据えた「体と心を整えるライフスタイル」が完成していきます。



まとめ|“脳を鍛える”新習慣は、ピラティスからはじまる



運動は、単に体を鍛えるだけではなく、学習力・記憶力・感情の安定を支える“脳の栄養”でもあります。

なかでもピラティスは、「意識して身体を動かす」ことに重点を置いたエクササイズ。

神経伝達を活性化し、脳の柔軟性・安定性を高めてくれる運動です。



現代は、長時間のデスクワークやストレスフルな環境によって、

無意識のうちに“脳の活力”が失われやすい時代です。


• 集中力が続かない

• 気分が落ち込みやすい

• 記憶力が下がった気がする

そんな時こそ、ピラティスという脳フィットネスを生活に取り入れてみてください。


たとえ短時間でも、日々“意識して身体を動かす”ことが、

あなたの思考力・感情・姿勢・エネルギーを支える土台になります。


「脳力UP=意識的に体を動かす時間」

ピラティスがその一歩になれば嬉しいです。

過去の記事はこちら

ピラティス

栄養学

インタビュー


冒頭に紹介した本はこちらです。

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